Google翻訳 精度を検証 基本から専門分野・作詞も

 

こんにちは。

皆さんはgoogle翻訳使っているでしょうか。

グーグル翻訳。

 

学生であれば面倒な宿題を終わらせるために使用したり、英語が苦手な大人も海外の情報を見るために使用してみたりしますね。多分。

私は個人的に最近(2019年7月)Google翻訳を使用する機会があったのですが、最近のGoogle翻訳の精度の高さに驚いてしまいました。

ひと昔前はこういった翻訳系はあてにならない印象が強かったので使っていませんでしたが、最近のgoogle翻訳は圧倒的な精度でした。かなり実用的になっています。

実際は2016年あたりからよくなったみたいですが私は知りませんでした。。

ということで今回はそんなGoogle翻訳のすごさを確かめるために色々と検証していきます。私が個人的に気になるので。

どのレベルで使えるのか、どんな場面が強いか。

Googleさんのお手並み拝見です。

今更?て感じなのかわかりませんが、知らない方は楽しめる内容になっているかと。

 

日本語から英語への翻訳

 

日本語から英語への翻訳がすごい

 

このあとスマホアプリ版も紹介しますがとりあえずPC版を使用しています。

Google翻訳の日本語→英語の性能はどんなものなんでしょうか。

これを確認するために私が勉強しているTOEIC問題集のなかから一部を変更した日本語を打ち込んで翻訳してもらいました。ほぼTOEIC Part5に出題されるような文です。

結果が以下の通りです↓

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すごい!

完全にTOEICに出てきそうな英文に変換されてしまいました!

多分TOEICやっている方はわかるでしょう。

 

そして実はこの画像にさらなる素晴らしいポイントがあります。

それが画像下の方にある同義語です。

私が打ち込んだ日本語のもともとの英文は以下の通りなのですが、

The new novel by Jason will be available in bookstores nationwide a week from now.

Google翻訳では「nationwide」が「across the country」に変わっています。

しかしこの部分を選択して同義語を調べてみるとしっかりと「nationwide」が表示されています。

availableもreleaseに変わっていますが、文法が受動態になっているのでややこしいですが同義語にmake availableの文字がしっかりありました。

 

ここでTOEIC Part5の文章程度であれば余裕で変換してくれることがわかりました。

また日本語を英語にして誰かに送りたい場合に微妙に語句を変えたいという時の選択肢も正確です。

というか日本語を変換して誰かに英語で伝えたい場合は簡単な文章で繋げば全く問題なさそうですね。

 

さらにもう少し難易度を上げて翻訳してもらいました。

今度はニュースに関してです。

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うーむ。

完全に理解できますね。

ちょっと文章を長くした程度ではGoogleさんには余裕すぎるようですね。

私が見た元の英文と比べると無人偵察機がdroneからuavになっていたり、supuremeがtopになっていたりと微妙に置き換えがありますが、理解するのに何一つ問題はありません。むしろわかりやすいですね。

 

これでこの程度のニュースを英語話者向けに発信するためにGoogle翻訳を使ってしまってもいい感じになることがわかりました。

ここで私の謎の意地がこの検証を終わらせません。

何としてもGoogle翻訳に翻訳ミスをさせたい。

 

ということで専門的な内容も翻訳してもらいました。

私はコンピュータミュージックをやっているのでそれに関した内容を。

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書籍の中の難しそうな一部を自分でまとめて翻訳してもらいましたが、、、

ほとんど違和感がありません!

 

これも英語だけ読んでだいたい伝わりますね……

最後のratioだけちょっと変な感じになっていますが。

この程度の専門的なお話なら英語ができない人でも英語話者向けにブログの発信なんかもできてしまうということになりますね。

電圧制御増幅器は参考書ではVCAと略されていますが「voltage control amplifier」とそのまんまですね。

本当に日本語から英語はすごい。

 

さらにマイナーな分野ではどうなるかわかりませんが、これくらいの「ちょっと専門的」な程度であればもう余裕なんですね。恐れ入りました。

そして一番以前と変わったと感じるのが、なんというか言い回しがしっかりと英語らしくなっていて日本の教科書よりも自然な英語な気がすることです。

普通に英語の新聞やTOEIC、海外の説明書をみているのと比べて違和感がまったくありません。

Google翻訳のせいで英語の価値が下がりまくってますね。

日本語→英語の検証からわかったこと

  • TOEICやニュース程度なら余裕
  •  ちょっと専門的なものでも全然いける
  • 日本語→英語はすごい

歌詞が作れそうか検証

 

歌詞も日本語ではなく英語で作りたいという憧れを持つ人が多いはず。

しかし歌詞は言い回しや使われる単語がネイティブっぽいというか素人の日本人には無い発想な感じがしますよね。

そこでそれにも対応できるのか検証してみました。

以下は私の好きなThe ChainsmokersのSomething just like thisという曲の歌詞を一部日本語からふたたび英語にしてみたものです。

作詞なので歌詞っぽい英語になるように日本語の言い回しを少しへんな感じにしています。

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元の歌詞はこちら

And Batman with his fists

And clearly I don’t see myself upon that list

But she said, where d’you wanna go?

How much you wanna risk?

I’m not looking for somebody

With some superhuman gifts

Some superhero

Some fairytale bliss

Just something I can turn to

Somebody I can kiss

I want something just like this

どうでしょう?

ちなみにsomeone→somebody、obviously→clearly、on→upon、talent→giftなどの同義語はしっかりと表示されました。

最初の方はほとんどいい感じで最後の方は微妙に変な感じになっていますね。

下から3、4行目は詩の形態をとっている感じが強いのでGoogle翻訳だけでは表現しきれないかもしれませんね。

ただそれ以外はwantをネイティブ風にwannaにするとか軽い調整でうまく行きそうですね。

 

そしてこの曲のタイトルにもなっていて最も目立つ部分のI want something just like this もちょっと位置を変えるだけで作れてしまいそうです。

これができるということはGoogle翻訳で作った歌詞でも堂々と歌えてしまうということになりますね!

ということでこの検証の結果としては、

言い回し次第ではかなり近いものが作れる

ということになりますね。

Google翻訳すごい。

時代の進歩を感じさせられますね。

日本語でいい感じの歌詞ができたらとりあえず英語を訳した感じの日本語にして打ち込んでみて、音に合わない部分は同義語で調整などすれば作詞も可能かもしれません。

ただ翻訳された文章が文法的・ニュアンス的・場面的に違和感を感じることができる程度の英語力はあった方がいいかもしれませんね。

 

英語から日本語は?

 

日本語から英語に関しては圧倒的な精度を誇ることが証明されてきました。

では英語→日本語はどうなんでしょう?

どちらかというと海外のサイトを見るためとかでこっちの方が使うことが多そうですね。

では見ていきましょう。

 

先ほどのTOEIC Part5風の文章です。

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もう安定感がすごいというか、さっきまでのものを見ているとなにも驚きがありませんね。

もうこれに関してはいうことがないでしょう。

とても正確で自然です。

 

今度は先ほどのイラン関係のニュースの原文を打ち込んでみました。

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うーむ。

こちらはわかるようなわからないような仕上がり。

と思ったんですが英語の方もちょっとわかりづらい文章かもしれませんね。

ほかにもいろいろ試した方がいいですね。

ここで少しネット検索をして他のブログ記事などを見ましたが、どうやら英語→日本語は微妙なことになる場合も多いようですね。

では今度は専門的なことということで音楽機材のメーカーの製品説明ページを翻訳してみました。

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おお!

これはとてもわかりやすい!(言葉の意味がわかる私にとっては)

このように製品ページが英語でもGoogle翻訳があれば困らなくなってきますね。

わかりやすい英語であればしっかりとした日本語の文法にしやすいのかもしれませんね。

ということで英語→日本語は少し変になることもあるがかなり実用的だということがわかりました。

 

 日常会話を検証

 

わりとフォーマルな文章を使用してきたので日常会話的なものを少しだけためしてみました。

結果は「ほぼ問題なし」です。

様々なスラングや句動詞もまぜてみましたが問題なく日本語にしてくれますし、日常会話を日本語で打ち込めば全部伝わる英語で翻訳されます。

ひとつだけ変な翻訳で登録されていなものなのか?というものもありましたがそれ以外は完璧でした。

 

それもいずれ登録されて正確に翻訳されるようになるんでしょうね。

英語を勉強する意味がどんどんなくなっていますね。

というか日本人には必要がなくなってきていると言った方がいいかもしれませんが。

日本で誰でも英語を勉強せずに海外の情報も取り入れることができるなら英語なんて勉強しなくていいですからね。

 

日常会話はパターンがおおくて面倒なので画像は掲載しません。

なのでひまな方は試してみると面白いかもしれません。

便利な時代ですね。

 

モバイルアプリ版がすごい

 

こちらもすごいですね。

ここまであげた機能とともにさらに素晴らしい機能が揃っています。

翻訳の精度自体は変わらないと思うので軽く機能を紹介しておきます。

 

手書き入力

 

文字通り手書きで日本語や英語を入力し、先ほどの精度で翻訳してくれます。

しかも実際に使ってみてかなり汚い字で書いたのに正しく認識してくれました。

ちょっとした文章には最適ですね。

 

カメラ入力

 

これもすごい。

カメラで英文を読み取るだけで完璧に英語を読み取ります。

私は試しに英字新聞の一部を読み取ってみましたが、読み取り精度がすごすぎる!

一切の見逃しもありません。

このように英単語を枠で囲って認識しています。

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しかしちょっと文章がややこしかったのか翻訳は残念な結果に。

読み取りの精度だけすごすぎましたw

やはり英語→日本語は弱いのかも。

会話形式の聞き取り入力

 

これもすごい笑

これもうもはや翻訳機ですね。

声を入れると翻訳してくれるだけではなく、わかりやすい発音で読み上げてくれます。

 

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画像の翻訳自体は惜しい感じですね。TOEICを受験したことがある方は知っているかもしれませんが、「説明文は問題集に印刷されておらず一度だけ話されます」という案内です。

やはり英語→日本語は苦手なのでしょうか。

そして私自身が発音してもTOEICの音声を聞かせても、少し長めの文章はゆっくり目で話さないと認識してくれません。また主語が全然認識できずおかしな翻訳になることが多かったです。

しかし簡単で短い文章であればかなりの精度を誇るんではないでしょうか。

 

私自身が英語のクセを強調したような発音で早口で言ってみても簡単な文章であれば確実に伝わりました。

「○○駅に行きたいのですが」

「電車でですか?」

「はい」

「○番線の電車に乗れば行けます」

みたいな簡単な会話であればおそらく対応できるでしょう。

すごい。

Google翻訳精度まとめ

 

今回の検証で、

  • 比較的やさしい文章の翻訳なら全てにおいて超実用的
  • 特に日本語→英語はすごい

ということがわかりました。

おそらく日常会話をするのには困らないですね。

またかなり精度がよくアプリ版では読み取りも早いので学生の宿題にも最適だと考えられます。英語力が低下しそうですがね笑

これが無料というのがまたすごい。

 

英語の辞書はもういらないですね。

ひとり一台翻訳機を無料で手に入れることができる時代ですからね。

まだ少し変な翻訳もありましたが、AIとかもありますしGoogle翻訳にすべての情報が収集されるのも時間の問題でしょう。

 

これからさらに正確な翻訳になっていくんですね。

ちなみにPC版ではPDFなどの文書形式のファイルを読み込むだけで数10秒後に全て翻訳された状態で見ることができる機能もあります。

ものすごいですね。

 

終わりに

 

Google翻訳ってすごかったんですね。

これなら最近の学生は英語の提出物は余裕ですね。

辞書なんていらないし。

というかこれでは辞書の売り上げが下がりそうですね。

 

個人的に一番日本語から英語の時の同義語の選択肢がすごいと感じましたね。

あれはほぼ辞書です。

Google翻訳は活用できれば英語素人でもそれなりに英語に関わることができますね!

おわり。