MSP3 定番モニタースピーカー 紹介と音質レビュー

 

こんにちは。

 

今回はMSP3についての紹介と簡単に音質レビューをしていきたいと思います!

試聴する機会があったのでMSP3の音質や特徴について語っていきたいと思います。

 

MSP3について

 

MSP3はYAMAHAの定番モニタースピーカーです。

そして3インチという小型サイズながらも優れた性能を持ち合わせていてDTM界では定番として君臨しています。

 

MSP3の上位モデルにはプロも使用するようなモデルのMSP5があり、かなり評価されているモニタースピーカーですが、これの音質をしっかりと引き継いだ優れたサウンドをもっています。

MSP5 STUDIO 超定番で最高峰のモニタースピーカー

MSP3 主要スペック

 

・パワードモニタースピーカー
・スピーカー:10cmウーハー、2.2cmツイーター
・再生周波数帯域:65Hz~22kHz(-10dB)
・防磁設計
・アンプ部出力:20W
・入力端子:RCAピン、XLR、フォン
・寸法・重量:144W×236H×167Dmm、4.4kg
・音楽制作システムにベストマッチングのリファレンスモニター。
・コンパクトなサイズながらMSP直系の高音質サウンドを実現。
・あらゆるユースに応える充実の入力端子、操作子。
・ブラケット用M5ネジ穴を装備し様々なアプリケーションに対応。

20Wのパワーアンプを内蔵したホームスタジオに最適なリファレンスモニター。リーズナブルな価格、コンパクトなサイズなながらMSP直系の高音質サウンドを実現しています。

 

MSP3 レビュー

 

音質

 

まずMSP3の音質に関してですが、これがとても良くて驚きました。

とてもクリアで奥行き感があり、とてもバランスが良いサウンドです。

 

DTMに必要なのはフラットな音質のモニタースピーカーですが、その点でもこのMSPはかなり優れていてDTMに最適です。

ステレオ感もしっかりしていて定位が掴みやすい音質。

さすが定番モニターというだけあります。

 

まあここまでモニターとして最適化されているので観賞用としてはつまらない音でしょう。

しかし音が尖っていたり低音がうるさくないので、なんかおしゃれなBGMを小音量で流してなにか単純作業すると楽しそうです。

 

そして小型ながらも音量を上げればしっかりと低音も聞くことができます。

 

ちなみにHS5の方が大型なのにMSP3の方が低音が前にくるサウンドで聞き取りやすかったです。

HS5は低音が聞こえづらいと言われる機種なのでそれを実感しました。

 

まあ、さすがに60Hz以下の低音は全然聞こえないですね。

ずっしり重い低音が聞けるという訳ではなく、100〜300Hzあたりのベースラインがあるところがはっきり聞こえるという印象です。

 

お腹にズンズンくるような低域はモニタリングできないので、もしそのあたりもしっかり処理していくならヘッドホンかアナライザーを使えばいいでしょう。

まあこの小型なサイズでは十分です。

なのでEDMやHiphopなどの低音もしっかり作っていきたいジャンルの場合でもうまくやればMSP3でも全然作れます。

 

というか家で50Hz以下の低音をガンガン出していきたい場合はサブウーファーを使うか、大型のスピーカーで音量を上げていかないと聞こえないのでMSP3にそんな低音を求めてはいけませんね。

 

まあだいたいこんな感じで、音質に関してはこの大きさのモニタースピーカーとしては最高クラスかと思われます。

MSP3さえあればDTMではしばらくこまらないのでは?

MSP3とHS5比較!どっちを買えばいいか考えよう。

 

圧倒的に場所を取らない構造

 

そしてなにより、この価格帯でMSP3を選ぶ理由は小型で場所を取らないからだと思います。

実際にMSP3は場所がない方には最適です。

 

本当に小さいのでデスクが狭くても座る場所が近くても安定してモニタリングできます。

そしてMSP3はバスレフ穴が前面にある仕様なので壁から距離が近い人でも安心して使用することができますし、迫力もあります。

 

HS5などは背面バスレフなので、HS5は壁から近いと壁に低音がぶつかって跳ね返ってくるので、低音が増幅したように聞こえてしまうのです。

なのでMSP3であればそんな心配もいりません。

 

場所がなくてもいいモニタースピーカーを手に入れたいという方には最適でしょう。

まあ逆に小さいのでスペースが取れる方だとセッティングの際に細かく気を遣う必要があるかもしれません。

高さもモニタースピーカーの最適な場所はツイーターと耳が同じところにくる高さなので、スタンドなどを併用するとより良いですね。

モニタースピーカーにはスタンドを使おう おすすめも紹介 モニタースピーカー セッティング方法 置き方をわかりやすく解説

 

他にMSP3は接続可能な端子もフォン、XLR、RCAピンとあり誰でも扱いやすく、前面にコントロールつまみが配置されているのも使いやすくてありがたいポイントですね。

MSP3がおすすめな人

 

MSP3は、

  • 場所がない方
  • あまり音量が出せない方
  • フラットでDTMに最適な定番モニターの音質がほしい方

におすすめと言えるでしょう。

 

先ほども書いた通り場所がない方には最適のサイズ・構造です。

そしてワンルームのアパートや閑静な住宅街などあまり音量を出したくない方は大型のものがあってもあまりメリットがないのでMSP3で十分でしょう。

 

YAMAHAの定番モニタースピーカーはどれもフラットで高音質、コスパに優れているのでそういった多数に支持されるものでよければ小型スピーカー選びはMSP3で決まりです。

 

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ただ観賞用には向かないのとデザインがそこまでかっこよくないのでそこを気にする方は他にもいくつか選択肢があります。

以下のものなどはおすすめですよ。

 

IK Multimedia iLoud Micromonitor

iLoud Micro Monitor サウンドハウス

モニタースピーカー 小型のおすすめモデル6選 小さくても高性能でDTMに最適

 

終わりに

 

MSP3はやはり定番と言われるだけの実力を備えているモニタースピーカーで、この3インチというサイズでは最も無難な選択肢と言える製品です。

もし購入を迷っているのであれば思い切って買ってみてもハズレはないかと思いますよ。