こんにちは。
今回はオーケストラやPopsなどにも使える優れたストリングス音源を紹介します。
ストリングス音源はマルチ音源に入っていたりしますが、本格的なものは意外と少なかったりとんでもなく高かったりするんですよね〜。
なので今回の記事が少しでも参考になればと思います。
CONTENTS
Native Instruments
SYMPHONY SERIES
参考 SYMPHONY SERIESNative Instruments
こちらのサイトでデモを聞けます↑
必要な空き容量 フルバージョン:34GB Essential:3GB
60人編成のストリングセクションをブタペストのStudio 22でレコーディングしたSTRING ENSEMBLEは、タイトで力強い自然なサウンド、そして先進のパフォーマンスコントロールで細かなニュアンスを再現し、現代音楽やシネマティックスコアプロジェクトなどに最適です。
SYMPHONY SERIESはとてもリアルなサウンドを実現しているサンプリング音源シリーズで、そのなかの「STRINGS ENSEMBLE」です。
本物に近いオーケストラサウンドを再現できるので、オーケストラなどを本格的に作っていきたい方などにはおすすめのストリングス音源です。
豪華なサウンドで簡単に鳴らすだけでも壮大な映画音楽を思わせるような雰囲気があります。
こちらは二種類のグレードが用意されていて、フルバージョンと機能制限版のESSENTIALがあります。
フルバージョンでは4種類の距離のマイクを収録していたりミキサーページがあったりととても高性能になっています。
ESSENTIALは機能こそ制限されていますが、高品質なサウンドはそのままによりシンプルに軽量化されたものでPopsやEDMに取り入れるのであればこちらでも十分に役立つでしょう。
ただ結構ゴージャスなサウンドなのでPopな雰囲気のために使うとなると少し大げさな雰囲気があるかもしれませんね。
そしてフルバージョンではダウンロード字時の容量が34GBですがESSENTIALは3GBと軽いので手軽に高音質のストリングスが欲しい方にはいいですね。
そしてこれらを手に入れる場合は単品ではなくNative InstrumentsのKOMPLETEというバンドルを入手することをお勧めします。
これが圧倒的にお得なセットでストリングスだけでなくオーケストラ系全部揃いますよ。
KOMPLETE ULTIMATEにESSENTIAL、KOMPLETE Collector’s EDITIONという最上級グレードにはフルバージョンが含まれます。
それぞれSYMPHONY SERIESのBrassやWoodwind、Percussionといった高品質のオーケストラサウンドも同時にセットになります。
(KOMPLETEには他にもシネマティック系パーカッションやピアノなど様々な音源が含まれます。)
またKompleteでなくてもSYMPHONY SERIES CollectionというSYMPHONY SERIESだけのセットもあります。こちらもセール時には半額になるのでそれを狙うのもいいですね。
参考 SYMPHONY ESSENTIALS CollectionNative Instruments 参考 SYMPHONY SERIES CollectionNative Instruments
サウンドハウス↓
Amazon↓
NATIVE INSTRUMENTS ネイティブインストゥルメンツ/KOMPLETE 12 ULTIMATE
KOMPLETE セールの時期はいつ?安く買う方法も紹介!サウンド試聴(バックでデモが流れる)↓
SESSION STRINGS PRO 2
ダウンロード時必要空き容量:36.6GB
SESSION STRINGS PRO 2はSESSION STRINGS 2のアンサンブルを2倍にし、バイオリン8台、ビオラ6台、チェロ4台、コントラバス4台で編成されています。既存のイントゥルメントの配置や、最大22名のプレイヤーによるカスタム・アンサンブルを構成することが可能。またプレイヤーの着座位置はトラディショナルまたはモダンから選択でき、セクションのステレオポジションも設定できます。
SESSION STRINGS PRO 2は22名からなる編成を想定したストリングス音源です。
オーケストラなどよりはPopsやダンスミュージックなどに使えそうな印象のサウンドで、リズムアニメーターやフレーズアニメーター(アルペジエイターみたいなもの)を使用して追加するだけでそれっぽいストリングスを加えることができます。
先ほどのSYMPHONY SERIESのような超本格オーケストラ向けのストリングスと比べたら少し壮大さがないというか….そんな感じ。
しかし使い方によってはオーケストラ系に入れることもできると思いますし、オールラウンダーな印象ですね。
操作性はかなりシンプルで使いやすい音源です。
リズムアニメーター(ストリングスのアルペジエイターみたいなもの)
こちらも先ほどのSYMPHONY SERIESと同様、Komplete Ultimateに収録されているのでKompleteの購入を検討してみてもいいかもしれませんね。
またSession Strings 2という11人編成バージョンの規模の小さいストリングス音源も存在していて、これは無印のKompleteに収録されています。
操作性やサウンド自体はほとんど変わりません。
サウンドハウス↓
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NATIVE INSTRUMENTS ネイティブインストゥルメンツ/KOMPLETE 12
NATIVE INSTRUMENTS ネイティブインストゥルメンツ/KOMPLETE 12 ULTIMATE
サウンド試聴↓
LA SCORING STRINGS 2.5 Audiobro
税込価格¥154,000
必要空き容量:17GB
LA Scoring Stringsは通称LASSと呼ばれるストリングス音源です。
先ほどのNative InstrumentsのSYMPHONY SERIESの制作にも携わったAudiobro社が開発しています。
本格的な映画音楽からPopsまで幅広く対応できるサウンドです。
私の好きなEDM系のプロデューサーもその中で使用していました。
参考 LA SCORING STRINGSCRYPTON
THE ORCHESTRA SOUND SCORE
¥33,125
必要空き容量:6.2GB
THE ORCHESTRAはストリングス音源単体ではなく、その他の総勢80名からなる本格的なオーケストラサウンドも収録した音源です。
THE ORCHESTRAにはアンサンブル・エンジンが搭載されていて、そのアルペジエイターやベロシティ・エンヴェロープなどを使用することで簡単にアレンジが可能となっています。
細かいマイク調整がなかったりするのでとにかく作り込みたい場合は少し不便な点もありますが、この値段である程度のオーケストラサウンドを揃えることができ、比較的シンプルな操作性とアルペジエイターなどが使えることから手軽に手を出せるオーケストラ音源の一つと言えるでしょう。
EASTWEST
QUANTUM LEAP Symphonic Orchestra
QUANTUM LEAP Symphonic Orchestraは昔からの定番オーケストラ音源で、この中にもストリングスサウンドが収録されています。
これだけでオーケストラで使用される楽器をある程度網羅することができます。
「QLSO」などと呼ばれていますね。
これらはセットになっていますが、グレードが4つ存在していて「Silver Complete」、「Gold Complete」、「Platinum Plus Complete」、「Platinum Complete」があります。値段や収録内容からみるとGoldかそれ以上がコスパが良いと言えるのでできればそのあたりを狙いたいですね。
しかしGoldではマイクポジションが一つでサンプルが16bitのサウンドなので作り込みたい方は上位版がいいかもしれません。
定番で打ち込むとすぐに良い雰囲気を出すことができ、比較的安いので初心者にもオススメできるオーケストラ音源となっています。
ただちょっと操作画面などは古い印象がぬぐえませんね。
サウンドハウス↓
EAST WEST Quantum Leap Symphonic Orchestra Silver Complete
EAST WEST (イーストウェスト) QL Symphonic Orchestra Gold Complete
EAST WEST Symphonic Orchestra Platinum Plus Complete Mac版
EAST WEST Symphonic Orchestra Platinum Plus Complete Win版
参考 Symphonic Orchestra Platinumハイ・リゾリューション
Hollywood Orchestra
こちらもEASTWESTのHollywood Orchestraです。
Hollywood OrchestraはHollywood Strings、Brass、Woodwinds、Percussionを組み合わせたバンドル製品で、収録内容によってGoldとDiamondのセットがあります。
どちらも高価なオーケストラサウンドを集めたもので値段的もお得です。
上位版では5つのマイキングポジションで24bitサンプルを使用でき、先ほどのQLSOと比べて機能面から見ても上級者も楽しめる印象です。
DiamondとGoldの違いは、収録音色には変わりませんがサンプルレートがDiamondが24bitでGoldが16bitになっています。
またマイキングポジションの数がDiamondは5種類、Goldは3種類となっています。
Diamond版では680GBの必要空き容量や推奨される環境が、メモリ16GBでSSDのストレージとされているの圧倒的に重たい音源ということは押さえておきたいですね。
サウンドハウス↓
EAST WEST HOLLYWOOD ORCHESTRA Gold
EAST WEST (イーストウェスト) Hollywood Orchestra Diamond Win版
EAST WEST (イーストウェスト) Hollywood Orchestra Diamond Mac版
参考 EASTWESTハイ・リゾリューション
Orchestral Suite UVI
¥21,780
Orchestral Suiteはオーケストラに必要な全ての楽器を網羅した音源で、もちろんストリングスも収録されています。
そしてこのOrchestral Suiteの最も注目すべき部分は、高音質のフルオーケストラ音源でありながらとても手軽なところです。
多くのオーケストラ音源は何十GBという単位ですが容量も5GBで済み、値段も2万円ほどでとても手を出しやすいです。
またシンプルで直感的な操作性で初心者も扱いやすい音源となっています。
オーケストラサウンドを手軽に網羅したいという方にはおすすめの音源です。
ただ厳選された音源達なのでストリングスに特化したものではなくバリエーションは限られます。
サウンドハウス↓
UVI Orchestral Suite サウンドハウス
Amazon↓
UVI Orchestral Suite エッセンシャル・シンフォニック・オーケストラ・コレクション【ダウンロード製品/国内正規品】
参考 OCHESTRAL SuiteUVI
終わりに
いかがでしたか?
どれも高品質でいい音源達ですが、それぞれ値段や用途が違うので使い方にあったものを選んでいきたいですね。
終わり。